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岡山・がんの悩み電話相談室 9年で829件応じる 内容は治療最多 患者、家族の迷い 解消へ 

電話相談に応じる「がんの悩み電話相談室」のメンバー

 ボランティア団体・がんの悩み電話相談室(事務局・岡山市並木町)は、昨年九月で開設十年目を迎えた電話相談事業の概要をまとめた。週一回の実施で、開設以来九年間に応じた相談件数は八百二十九件。このうち二〇〇四年度までの七百八十二件を分析すると、相談内容は手術、抗がん剤など「治療一般」が二百六十件と33・2%を占め最も多かった。

 相談内容(重複集計)は、このほかに、胃がん、肺がんなど個別の病気について21・6%▽再発・悪化19・3%▽主治医との関係17・0%▽生活14・2%―など。相談者は、患者本人が51・8%の四百五件。妻が16・9%、子ども14・5%などだった。

 相談には、同室のボランティア講座を修了した医療関係者や一般市民二十三人が二、三人ずつ交代で応じている。

 開設当時からのメンバー、赤木清美さん(72)は「近年はがんについての情報がはんらんし、患者や家族の迷いは大きくなっている。一人で抱え込まず、気軽に相談してほしい」と話している。

 相談は祝日を除く毎週土曜日午後二時~五時、086―264―7033。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年01月23日 更新)

タグ: がん健康福祉医療・話題

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