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救急出動件数、最多ペース 2万件突破 岡山市消防局管内 適正利用呼び掛け

 岡山市消防局管内(同市、吉備中央町)の今年の救急出動件数が14日で2万件を突破した。年間出動件数が過去最多だった昨年より16日早く、同局は、風邪やインフルエンザで出動が増える冬場を控えて適正利用を呼び掛けている。

 14日までの出動件数は前年同期比6・1%増の2万8件で、1日平均出動件数は77件、約18分に1件出動している計算になる。同局によると、このままのペースだと年間2万8700件に達し、前年(2万7089件)を上回るのは確実とみられる。同局所有の救急車は19台。

 救急出動件数は高齢化に伴い、全国的に増加傾向で、同局管内も14日までの搬送者(1万9001人)のうち49%が高齢者。一方、病気やけがの程度が軽く、入院の必要がなかった軽症の搬送が全体の55%と半数を超えている。

 同局は「タクシー代わりに呼んだり、同じ人が何回も出動を要請するケースもある。緊急措置が必要な重症患者の対応に支障が出ないよう、症状をよく吟味し、軽症の場合はかかりつけ医に相談するなどしてほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年09月16日 更新)

タグ: 医療・話題

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