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海を望む療養病床 備前市立日生病院で落成式

海を望みながらリハビリに取り組める新しい備前市立日生病院のテラス

 老朽化に伴い、備前市日生町寒河に新築移転する市立日生病院が完成し、十四日、中日生港を望む新病棟で落成式が開かれた。三月一日に開業する。

 関係者約百二十人が出席。西岡憲康市長が「医師団、職員一丸となり、医療を通じて地域福祉の向上に役立つよう努力します」とあいさつ。テープカットして完成を祝った。

 新病院は鉄筋コンクリート四階建て延べ六千六百十二平方メートル。一九六五年に診療を始めた現病院(三千五百三十七平方メートル)の倍近い広さ。同市日生町日生の現在地から約一キロ東の県有地を取得し、建設した。

 九十二床のうち半分以上の五十二床は、急性期を脱した患者が比較的長期にわたって滞在する「療養病床」の認定を受けた。談話室兼食堂を備え、二階のリハビリ室からテラスに出て、瀬戸内海の潮風を浴びながら屋外で機能回復訓練に取り組むことができる。

 オープンMRI(磁気共鳴画像装置)などの最新医療機器も導入した。事業費は約二十三億四千九百万円。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年02月15日 更新)

タグ: 医療・話題

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