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相互補完医療体制づくりを 備後圏域連携協が初会合

 福山、笠岡市など岡山、広島県境近くの6市2町で広域的な行政課題に取り組む「備後圏域連携協議会」の初会合が21日、福山市内のホテルで開かれ、発達障害児の支援のため同市が2012年度開所予定の「こども発達支援センター」(同市三吉町南)を参加市町が共同運営することで合意した。

 両市のほか井原、府中、尾道、三原市、神石高原、世羅町の各首長が出席。羽田皓福山市長を会長に選び、扱うテーマについて協議した。滝本豊文井原市長は「県境をまたぐ河川の増水に備え、気象情報を共有したい」と述べ、伊藤吉和府中市長は「圏域内で補完し合う医療体制づくりが必要」と指摘した。

 羽田市長が共同運営を提案した同センターは、未就学児を主な対象に専門医による診療や相談を行う。各市町議会の議決を経て規約を定める。

 県境をまたぐ広域連携では、岡山県東部の備前市と兵庫県西部の赤穂市、上郡町が09年に「東備西播定住自立圏形成推進協議会」を設立。ご当地グルメの開発やイベントを通じた住民交流を展開してきたほか、圏域バスの実証運行に向けて準備を進めている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年12月22日 更新)

タグ: 医療・話題

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