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高度救命救急など4センター開設 岡山大病院、「地域医療のとりでに」

低侵襲治療センターの看板を掲げる(左から)佐々木健・県保健福祉部長、槇野病院長、藤原センター長

 岡山大病院(岡山市北区鹿田町)は今月から、腹腔(ふくくう)鏡など患者の負担が少ない手術の技術向上を図る「低侵襲治療センター」や、県内2番目の指定で重篤な傷病者を24時間受け入れる「高度救命救急センター」など専門性の高い4機関を新設した。関係する医師同士の連携強化や態勢を充実させ、患者ニーズへの対応と人材育成を狙う。17日には院内で記念式典などを行った。

 他に設置したのは、かかりつけ医などから専門医が患者を引き継ぎ高度な診療に当たる「認知症疾患医療センター」と、複数の診療科が協力して糖尿病治療を担う「糖尿病センター」。いずれも県からの指定や補助を受けたもので、1日から業務を開始している。

 式典には、県や同病院の関係者ら約20人が出席。槇野博史病院長が「地域医療のとりでとして困難な症例を受け入れるとともに、優れた医療人の育成に努める」とあいさつ。「低侵襲治療センター」の看板を藤原俊義センター長らと取り付けた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年04月17日 更新)

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