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救急救命士初認定 福山地区消防などの3人 薬剤投与が可能

県メディカルコントロール協会の谷川会長から認定証の交付を受ける福山地区消防組合消防局の河村救急救命士(右)

 心臓機能停止患者に対し薬剤投与をするために必要な研修を終えた福山地区消防組合消防局の河村浩一さん(42)ら救急救命士三人が二十八日、広島県メディカルコントロール協議会(会長・谷川攻一広島大大学院教授)から県内初の認定を受けた。

 この日、県庁で同協議会の谷川会長が、河村さんと広島市消防局の田部真史さん(44)、備北地区消防広域行政組合消防本部の伊達英樹さん(47)に認定証を手渡した。三人は認定に必要な座学と病院実習を昨年十一―十二月にかけて修了した。

 河村さんは「病院実習では薬剤を実際に投与し患者が回復する姿を見て感動した。一人でも多くの命を救うことができれば」と話していた。

 救急救命士法施行規則の一部改正により、四月から医師の具体的な指示のもとで同救命士が心臓機能停止患者にエピネフリン(強心剤)を投与できるようになるのを受けた措置。

 同協議会は二〇〇六年度に八十人の養成を目指している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年03月29日 更新)

タグ: 医療・話題

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