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医療費抑制へ第2期計画策定 岡山県が推進協初会合

 岡山県は超高齢化社会を控え、増え続ける医療費を抑制するための施策や数値目標を定めた第2期「県医療費適正化計画」(2013―17年度)の策定作業を始めた。4日に病院や医療保険、市町村関係者らでつくる適正化推進協議会の初会合を岡山市内で開き、計画骨子案について説明した。

 骨子案は、生活習慣病対策や平均入院日数の短縮などを柱にした1期計画の内容をおおむね踏襲。新たな施策として、安価なジェネリック医薬品(後発薬)の使用促進▽未成年者と妊婦の喫煙率低下―などを盛り込んだ。高齢患者が長期入院する介護型療養病床の削減目標については、国の17年度末での廃止決定などを踏まえて削除した。

 この日の会合では、協議会委員から「乳幼児の医療費無料化に伴い、軽症なのに安易に受診するケースが増えている問題も検討すべき」「1期計画で12年度に受診率70%以上とした特定健診(40―74歳)の目標は過大」などの意見が出た。

 県は1期計画で定めた数値目標を見直し、年内にも計画素案をまとめる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年10月05日 更新)

タグ: 医療・話題

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