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経営改善に市民の声 玉野市民病院 3月、協議会立ち上げ

市民参加の改善協議会を立ち上げる玉野市民病院

 厳しい経営環境が続いている玉野市民病院は、市民の声を運営に生かそうと、地域の医療関係者や市民代表らで構成する「市民病院改善協議会」(仮称)を3月に立ち上げる。

 メンバーは玉野総合医療専門学校の学識者をはじめ、市医師会やコミュニティーなどの代表と新たに募集する公募委員の約10人。3月から定期的に会合を開き、2010年度末に策定した「経営改善計画」の進ちょく状況を評価し、利用促進に向けた方策を考える。

 11年度から市民モニター5人との意見交換会を開いてきたが、より幅広い意見を集めることにした。

 また、市民に集まってもらって市民病院職員と話し合う懇談会も今後開催する。2月中旬の初回は、宇野地区の住民を対象にする予定。

 同病院は医師・看護師不足が慢性化しており、11年度病院事業会計決算は約1億3千万円の赤字。15年度までの経営改善計画に基づき、これまでに医療ソーシャルワーカーや言語聴覚士の採用を行うなどした。

 市民病院事務部は「市民から率直な意見を寄せてもらうと同時に病院の現状を知ってもらい、双方向の議論をする機会にしたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年01月12日 更新)

タグ: 医療・話題

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