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三木記念賞に岡田茂氏選ぶ 岡山県 ミャンマーの医療支援尽力

岡田茂氏

 岡山県は10日、地域社会の発展に貢献した個人をたたえる2023年度の三木記念賞に、岡山大名誉教授で認定NPO法人「日本・ミャンマー医療人育成支援協会」(岡山市北区野田屋町)理事長の岡田茂氏(83)=同市北区=を選んだと発表した。

 岡田氏は岡山大医学部卒。京都大講師だった1987年にミャンマーの医療支援に携わって以降、現地での肝臓がんやC型肝炎の対策に尽力した。岡山大に教授として赴任後は医学部長を務め、定年退職後の2006年に同NPOを設立。日本とミャンマーの人材交流をはじめ、奨学金制度を通じたミャンマーの医療人育成や医療技術向上に取り組んでいる。19年に山陽新聞賞(国際功労)を受賞。

 授与式は31日にルネスホール(岡山市北区内山下)であり、表彰状と賞金30万円が贈られる。

 同記念賞は故・三木行治知事が受賞したマグサイサイ賞(フィリピン)の賞金などを基に1968年創設。今回は有識者でつくる審議会が、公募で推薦された7人の候補者から選考した。受賞は岡田氏を含めて232人となる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2023年08月10日 更新)

タグ: 医療・話題

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