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小児救急拠点整備を 井笠、福山の医療広域連携会議

第1次報告書をまとめた井笠、福山地域の医療広域連携会議

 岡山、広島両県が井笠、福山地域の自治体や医師会、消防機関をメンバーにつくっている「広島・岡山県境を越えた医療広域連携会議」が5日夜、福山市内であり、両地域をカバーする「小児救急医療拠点病院」の整備などを提言する第1次報告書をまとめた。

 会議は非公開で、広島県などによると報告書はこのほか、夜間・休日に軽症患者を受け入れる「福山夜間成人診療所」(2013年度開設予定)の広域的運営▽産婦人科医不足に対応した公的医療機関の分娩(ぶんべん)機能充実―などを柱としている。

 医師確保などで両県が主導的役割を果たすことも明記。救急搬送先を決める際の症状の基準が両県で異なるため、受け入れ側の基準を尊重する原則を各消防機関に再確認することとした。

 会長の森近茂福山市医師会長は「限られた人員、設備の中で医療の充実を図るため方向性を出した。実効性のあるものにしたい」としている。

 同会議は医師不足に対応した両地域の救急医療体制を構築する狙いで昨年1月に設置。今後も協議を続ける。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年02月07日 更新)

タグ: 子供医療・話題

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