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聴覚障害者らに朗報 119番通報に携帯チャット活用  倉敷市消防局 7月から県内初の運用

携帯電話のチャット機能を利用した119番通報システムの画面

 倉敷市消防局は7月から、市内の聴覚障害者らを対象に、携帯電話のチャット(ネット上のおしゃべり)機能を活用した119番通報システムの運用を始める。同システムの導入は県内で初めて。

 現在、聴覚障害者らからの通報はファクスで受け付けているが、ファクスの設置場所以外から連絡できず、情報のやり取りに時間が掛かるため、新システム導入で迅速化と利便性の向上を図る。

 利用希望者にはあらかじめ申し込んでもらい、登録時に専用のホームページアドレスを通知。急病や火災の発生時に携帯電話から接続すると、同消防局の通信指令センターで専用画面が起動し、署員に通報を知らせる。

 利用者が画面に表示される「自宅か外出先か」「救急か消防か」の質問に答えた後、システムが接続されたまま双方向で文章のやり取りができるチャット機能に移行。署員の質問文に答えながら、現在の状況などを知らせる。

 インターネットに接続できる各社の携帯電話に対応。GPS(衛星利用測位システム)機能付き携帯電話なら、通報と同時に利用者の現在位置も分かる。希望者には、市内の火災や避難勧告などの災害情報も電子メールで送信する。

 利用希望者は、市内の消防署と市障害福祉課にある専用書類で申し込む。問い合わせは市消防局警防課(電話086―426―1192、ファクス086―421―1244、電子メール firedef@city.kurashiki.okayama.jp)
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年04月21日 更新)

タグ: 医療・話題

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