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ハンセン病療養所充実を 岡山で12市町連絡協が総会

ハンセン病療養所の課題などを話し合う出席者

 ハンセン病の国立療養所がある全国12の市町でつくる全国ハンセン病療養所所在市町連絡協議会(会長・渡部尚東京都東村山市長)は11日、岡山市内のホテルで本年度総会を開き、療養体制の充実などを国に求める決議を採択した。

 関係自治体の首長、議長ら約50人が出席した。決議は療養所入所者が高齢化する一方で、国家公務員の定数削減の影響を受けて、医師や看護師が減っているとして職員の確保を要求。国と都県、市町、入所者による定期的な協議の場設置も求めた。

 総会後、ハンセン病対策議員懇談会の国会議員らとの意見交換会も開催。出席者は、各療養所の将来構想の実現に向け「施設や土地利用の許認可で国の柔軟な対応が必要」などと積極的な協力を要請した。

 出席者は12日、瀬戸内市の邑久光明園と長島愛生園を訪問。納骨堂へ献花し、入所者らと懇談する。

 同協議会の岡山県内での開催は2001年以来12年ぶり4回目。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2013年07月12日 更新)

タグ: 医療・話題

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