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インフル流行期入り 岡山県、感染力強いA香港型

 インフルエンザが流行期に入った。岡山県が定点調査している県内83医療機関で、1施設当たりの平均患者数(12月23―29日)が1・53人と、流行の指標となる1人を超えたため。時期は平年並みで、県健康推進課は「学校も始まり、これから感染拡大が懸念される。マスクの着用、手洗い、うがいを徹底して」と注意喚起している。

 健康推進課によると、県内の患者数は11月中旬から徐々に増加。県環境保健センター(岡山市南区内尾)が患者のウイルス型を検査した7例は、いずれも感染力の強いA香港型だった。

 全国的には、約5千カ所を対象にした厚労省のまとめで1医療機関当たりの患者数(12月16―22日)が1・39人になり、既に流行期入り。この集計でもA香港型の割合が最も高くなっている。

 集団感染による県内の学校園の学級・学年閉鎖は11月13日―12月20日、総社、倉敷、井原、津山市で延べ計6件ある。

 健康推進課は「最寄りの内科・小児科で予防接種を受けるのも効果的。症状が出たら早めに医療機関を受診してほしい」と呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年01月10日 更新)

タグ: 健康肺・気管子供感染症

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