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災害時に精神科医派遣 岡山県医療センターが支援協定

相互支援協定の締結趣旨を説明する岡山県精神科医療センターの中島理事長(右から2人目)

 岡山県精神科医療センター(岡山市北区鹿田本町)は18日、全国の6自治体精神科病院と災害時の相互支援協定を締結した。大規模災害時に自治体や国からの派遣要請を待たず迅速に被災者の心のケアに当たれるようにする狙い。同センターによると、全国初の試みという。

 協定を結んだのは、島根県立こころの医療センター▽大阪府立精神医療センター▽静岡県立こころの医療センター▽千葉県精神科医療センター▽宮城県立精神医療センター▽山口県立こころの医療センター。今回は岡山県精神科医療センターと6病院との個別の支援協定だが、今後、7病院全体での相互支援協定を結ぶ。

 岡山県精神科医療センターで開かれた調印式で中島豊爾理事長が「支援協定を結び、まずは被災地に駆けつけられる体制を整えることが大切。連携の輪をさらに広げていきたい」とあいさつ。署名した協定書を各病院の院長と交わした。

 協定書によると、各病院からの応援要請で医師や看護師らの専門職チームを派遣。活動費用は支援する側の病院が負担し、被災病院が応援要請しやすいようにした。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年01月19日 更新)

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