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不妊治療の研究本格化 岡山大センター開設式

生殖補助医療技術教育研究センターの看板を取り付ける(左から)森田学長、阿部副学長、奥田センター長

 岡山大は、生殖補助医療技術教育研究センター(岡山市北区津島中)の活動を本格化させる。不妊治療の体外受精などを行う「胚培養士」の養成施設で、6日に式典があり、森田潔学長らが看板を設置して実質的なスタートを祝った。

 同センターは、不妊治療の拡大とともに高まるニーズに応える形で開設。農学部と医学部保健学科の学生や現役の胚培養士らを対象に、国内でトップ級の医師や技術者を招いて生殖医療の実演を含むセミナーをはじめ、不妊治療の最先端技術の研究に取り組む。昨年秋に農学部棟に設置し、機材搬入など活動の準備を進めていた。

 式典には農学部と医学部の学生や教員計約20人が出席。同センター長の奥田潔農学部長が「高度な知識と技術を備えた胚培養士を多く輩出したい」とあいさつ、森田潔学長、阿部宏史副学長と看板を取り付けた。

 続いて学生らが施設内を見学。精子の生殖機能を判断する精子運動性評価システムや、モニターを見ながら精子と卵子を結合する顕微授精システムなど導入された機材の使用法を学んだ。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年02月07日 更新)

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