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ヘリ出動時、処置冷静に 川崎医大附属病院で講習会

ドクターヘリの役割に理解を深めた合同講習会

 医師や看護師が搭乗するドクターヘリの運航を全国に先駆けて始めた川崎医科大付属病院(倉敷市松島)で8日、医療関係者向けの合同講習会が開かれ、ヘリの役割や処置内容に理解を深めた。

 県内の災害拠点病院の医師や看護師、消防関係者、医学生ら約20人が受講。同付属病院救急科の高橋治郎医長は「救急車に比べ短時間で現場到着できることで、助けられる命は少なくない」とし、出動は慌ただしさを極めるが、処置には冷静さが必要と訴えた。

 同科の荻野隆光部長、川田幸恵看護師も実務経験を交えて話したほか、倉敷市上空での搭乗実習もあった。

 参加した成羽病院(高梁市)の西井真弓看護師は「ヘリでの患者搬送に立ち会ったことはないが、現場の動きを理解することができた」と話していた。

 同ドクターヘリは2001年4月に本格運航を開始。年間400件以上出動している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年02月09日 更新)

タグ: 医療・話題

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