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呼吸器疾患のリハビリ説明 川崎医科大の花山教授が講演

呼吸器疾患のリハビリを説明する花山教授

 川崎医科大(倉敷市松島)リハビリテーション医学教室の花山耕三教授を招いた講演会が1日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールであり、呼吸器疾患の効果的なリハビリ方法を説明した。

 花山教授はリハビリについて、「可能な限り機能を回復、維持させ、患者の自立を支援する医療」と定義。正常な呼吸を困難にする疾患として、慢性気管支炎や肺気腫など慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)を挙げ、「症状を見極め、患者に最適なリハビリを選ぶことが大切」と話した。

 国内で死者数が増加傾向にあるCOPDの改善方法として、息切れを防ぐため持久力をつける筋力トレーニングなどの運動療法を奨励。呼吸困難を軽減させるためには、口をすぼめての呼吸や横隔膜を使った腹式呼吸の効果を指摘した。

 岡山リハビリテーション病院(岡山市中区倉田)が医療従事者の技術向上を目的に企画。理学療法士ら約300人が聴講した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年03月02日 更新)

タグ: 肺・気管

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