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最先端介護機器、新たに3製品 岡山市の総合特区事業

コミュニケーション型介護ロボット

腰部サポートウエア

歩行支援のリハビリ用具

 在宅介護の充実を目指す岡山市の総合特区事業で、高齢者らに貸し出す最先端介護機器として新たに3製品が決まった。認知症の改善を目的としたコミュニケーション型介護ロボットなどで、10月から申し込みを受け付け、11月に貸し出しを始める。

 3製品は、話し掛けると言葉を返したり、うなずいたりするロボット▽介護をする人が要介護者を楽に抱きかかえられる腰部サポートウエア▽片手でハンドルやブレーキを操作できる歩行支援のリハビリ用具。市の全国公募に応じた6社9製品の中から選んだ。

 貸し出しの対象は、介護保険で要介護と認定され、自宅で過ごす市民。3製品は本来、利用者が貸与料全額を負担する必要があるが、市が特区事業として取り組むことで介護保険と同じ1割の自己負担で利用できる。自己負担は月額150―600円(税抜き)。

 最先端介護機器の貸し出しは1月にスタート。現在、触ったり話し掛けたりすると反応する縫いぐるみロボット、遠隔見守りシステム、握る動作をサポートする手袋の3製品を扱っており、8月末までに延べ74人が利用した。

 利用希望者は各機器のメーカーが設ける窓口に電話で申し込む。問い合わせは市医療政策推進課(086―803―1638)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年09月11日 更新)

タグ: 介護高齢者医療・話題

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