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一般病床個室は6000~2万円 新岡山市民病院の料金案

 岡山市立総合医療センター(岡山市北区天瀬)は26日、来年5月に岡山操車場跡地(同北長瀬表町)で開院する新しい市民病院の一般病床の個室料金について、6千~2万円とする案を示した。現在の市民病院(同天瀬)よりも3200~1万3千円の値上げとなる。

 同センターの業務をチェックする評価委員会(外部の医師、弁護士ら5人で構成)で明らかにした。新しい市民病院の一般病床は387床あり、うち120床が個室。利用料金は医療保険の適用外となる。

 浴室、シャワー、トイレ、テレビを全て備えた特別室は1床(現行7床)で1日2万円(同7千円)。他の119床(同19床)はシャワーやテレビ視聴料の有無などで6千円、8千円、1万円の3種類(同2800円のみ)とする。

 同センターは評価委で、岡山大病院(同鹿田町)、国立病院機構岡山医療センター(同田益)、倉敷中央病院(倉敷市美和)など県南の8総合病院の料金の平均値を参考にしたと説明。委員は「『病状を考えると個室に入りたいが、金銭的に難しい』という人に配慮してほしい」などと意見を述べた。

 料金案は評価委で年明けに再度議論した後、市が2月定例市議会に議案として提案する。

 患者が相部屋となる「多床室」は全て無料(現在は一部有料)でベッド数は361床から267床に減る。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年11月28日 更新)

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