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岡山で「地域包括ケア」の講演会 一橋大・猪飼教授「質の充実を」

地域包括ケアシステムをテーマにした講演会

 高齢者らの医療、福祉サービスを地域で一体的に提供する「地域包括ケアシステム」をテーマにした講演会が23日、岡山市で開かれ、社会政策に詳しい一橋大大学院の猪飼周平教授が「地域包括ケアシステムで、みんなが幸せになれるか?」と題して話した。

 地域包括ケアシステムは、高齢者らが訪問診療・介護などを受けながら住み慣れた地域で暮らせるようにと、国が2025年を目標に体制構築を目指している。猪飼教授は、より有効なシステムにするための方向性として、ケアの担い手を病院、施設から地域に委ねる「地域化」に終わってはならない―などと指摘。「地域包括ケアのゴールはQOL(生活の質)の充実だ」と述べた。

 社会保障に関心を持ってもらおうと岡山県保険医協会が主催。約90人が聴講した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2014年12月24日 更新)

タグ: 介護高齢者福祉医療・話題

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