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医療・介護の課題意見交換 岡山で公開シンポ

医療と介護の課題について意見を出し合ったシンポジウム

 県民公開医療シンポジウム「大きく変わる医療と介護の仕組み」(岡山県医師会、県病院協会主催)が1日、岡山市中区古京町の三木記念ホールで開かれ、医師や行政関係者ら6人が医療と介護が抱える課題について意見を出し合った。

 難波義夫県病院協会長は団塊の世代が75歳以上となる2025年以降、医療と介護で、需要と供給のミスマッチが生じると指摘。伯野春彦県保健福祉部長は地域ごとに高齢化のスピードなどが異なるとし、「地域の実情に応じた医療と介護の提供体制を構築していきたい」と述べた。

 「認知症の人と家族の会県支部」の尾崎善規副代表は10年後に認知症の人が約700万人に達するとした国の推計を示し、「専門医の不足などが課題となる中、電話相談などの活動を通じて支援していきたい」と述べた。

 約270人が聴講。一般社団法人・医療介護福祉政策研究会フォーラムの中村秀一理事長の講演もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年02月02日 更新)

タグ: 健康介護福祉医療・話題

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