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勤務医確保へ修学資金貸与 学生対象に笠岡市民病院

 慢性的な医師不足に悩む笠岡市立市民病院は、同病院で医師として将来勤務する意思のある医学生や研修医を対象とした修学資金貸与制度を創設する。同市は3月定例市議会に関連条例案を提案し、4月から運用を始める方針。

 貸与額は月額20万円。国公立の医科大に6年間通った場合の学費や生活費の合計額(約1500万円)から算出した。期間は最長8年(大学6年、研修医2年)。出身地や年齢に制限はない。医師となり、市民病院に貸与期間の2分の3以上勤務すると、返還が免除される。

 同病院は2005年に18人いた常勤医が現在は9人に半減しており「長期投資にはなるが、医師確保に向けた打開策の一つ。多くの利用を期待したい」としている。

 同病院によると、県内公立病院では備前市などが医師対象の奨学金制度を設けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年02月07日 更新)

タグ: 医療・話題

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