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赤磐市が就学前の医療費無料化継続 市議会で補正予算可決

 赤磐市議会は二十一日、臨時会を開き、小学校就学前までの乳幼児医療費について現在行っている完全無料化を十月以降も継続するため、四百十七万円を増額する本年度一般会計補正予算案など三議案を可決、閉会した。

 県が十月から乳幼児医療費(通院分)の補助対象を現在の三歳未満から就学前までに拡大するのにあわせた措置。

 県の新制度は、就学前までに対象を拡大する代わりに、零歳―三歳未満で4%、三歳―就学前で10%の自己負担を求める。赤磐市は当初、厳しい財政状況を踏まえ、十月からは県の制度に従い、患者に自己負担を求めることにしていた。

 しかし、深刻さを増す少子化に歯止めをかけようという動きが全国的に広がり、県内他市町村が患者の自己負担分を独自に補助することにしているため、赤磐市も就学前までの医療費は現状通り無料とすることに方針転換した。十月以降、市の独自制度で新たに補助対象とする小学校一―三年生の医療費については、当初予定通り10%の負担を求める。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2006年08月22日 更新)

タグ: 子供医療・話題

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