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新岡山市民病院、5月7日開院 救急外来充実、スタッフも増員

5月7日にオープンする岡山市の新市民病院

 岡山市は15日、岡山操車場跡地の同市北区北長瀬表町に整備していた新しい市民病院を5月7日にオープンさせると発表した。今月18日、現地で竣工(しゅんこう)記念式典を開く。

 新しい市民病院は8階建て延べ約3万4千平方メートル。2階部分が通路でJR北長瀬駅とつながっている。内科、外科、小児科など29診療科を備えており、ベッド数は400床。

 救急外来(ER)の機能を充実させるため、救急の対応スペースを現在の市民病院(同天瀬)の10倍近い約1400平方メートルに拡大。救急以外も含め、医師、看護師などスタッフを約80人増やし、557人体制にした。

 大森雅夫市長は記者会見で「24時間365日断らない医療を実現する。救急車の受け入れ率を限りなく100%に近づける」と述べた。

 1階には在宅の医療や介護に関する総合相談窓口「市地域ケア総合推進センター」を設け、退院後の適切なサービス紹介などに取り組む。

 新しい市民病院は総事業費156億6千万円で市が整備。2013年3月に着工し、建物は昨年末に完成していた。19日午前9時~午後4時には市民向けの内覧会を開く。誰でも参加でき、無料。受け付けは同3時まで。

 現在の市民病院は今月24日で外来診療の受け付けを終了する。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年04月15日 更新)

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