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デング熱防止へ蚊生息調査 15日から岡山県

 岡山県は3日、東京・代々木公園などで昨年感染が広がったデング熱を媒介する蚊の生息調査を15日から行う、と発表した。岡山空港(岡山市北区日応寺)や後楽園(同後楽園)など人が多く集まる4カ所で10月まで毎月実施。蚊が発生しにくい環境をつくるためのガイドラインも本年度中に作り、予防に役立てる。

 デング熱は昨年、約70年ぶりに国内感染が確認され、患者は全国で160人。県内の報告はないが、千葉市や兵庫県西宮市内でも感染したとみられている上、アジアを中心に患者が多いことから、県が国立感染症研究所(東京)の協力を得て対策に乗り出すことにした。

 計画では岡山空港と県庁(同市北区内山下)を皮切りに倉敷市美観地区と後楽園で調査。これとは別に国立感染症研究所が県総合グラウンド(同いずみ町)と県生涯学習センター(同伊島町)、学校、住宅地で行う。蚊が発生しやすい水たまりなどを調べ、防除対策も順次進めていく。

 県健康推進課は「県内でもいつデング熱が発生してもおかしくない。地域できめ細かく予防したい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年06月03日 更新)

タグ: 健康医療・話題感染症

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