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福祉施設職員対象に感染症研修会 美作保健所、手洗い徹底訴え

福祉施設の職員が感染症対策について学んだ研修会

 ノロウイルスやインフルエンザが流行するシーズンを控え、美作保健所は2日、津山市大田のグリーンヒルズ津山リージョンセンターで、管内の福祉施設職員らを対象に研修会を開き、手洗いの徹底や情報共有を訴えた。

 約150人が参加。同保健所医師の佐々原渉さんが、患者の血液や排せつ物に触れる際には「必ず手袋を」とアドバイスした上で、「着用したという理由で、手洗いを省略したり、簡略化したりしてはいけない」と徹底を呼び掛けた。

 昨年見つかった新型ノロウイルスについては「抗体ができておらず、従来の検査キットに反応しない場合もあり、流行が大規模になる可能性がある」と指摘。職員自身の体調について情報共有する重要性を語った。

 このほか、同保健所管内の福祉施設で2014年度に発生した集団感染がノロウイルス2件、インフルエンザ11件だったとの報告があり、市内の老人福祉施設での感染予防の取り組みも紹介した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2015年12月05日 更新)

タグ: 医療・話題感染症

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