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がん相談の窓口一本化 津山中央病院 支援センター開設 診療連携拠点

 岡山県北唯一の「地域がん診療連携拠点病院」に指定されている津山中央病院(川崎)が一月、院内に「相談支援センター」(センター長・野中泰幸外科部長)を開設。痛みや治療費などに悩むがん患者らの相談窓口を一本化、看護師らが対応している。「迅速で的確な情報提供につながり、患者のニーズを集約しやすくなる」という。

 緩和ケアや医療費、告知などに不安を抱くがん患者や家族の相談に対し、これまでは事務職対応の総合受付などから関係部署に取り次いでいたが、松永ちづ子統括看護部長らが窓口となり、内容に応じて医師や看護師、ソーシャルワーカーらと連携を取り合う。

 企画・管理部の居森英行部長は「専門スタッフが直に応対することで患者らの精神的不安を和らげられる。病院も患者らがどんな情報を必要としているかを把握でき、信頼関係の強化にもつながるはず」としている。

 受付は病院営業日の午前九時~午後五時。予約は不要で、相談時間は約三十分。相談料は無料。同センター(0868(21)8111、内線2003)。

 同病院は二〇〇五年一月、がん患者に対する専門的診療体制・機能があることなどが評価され、国から地域におけるがん診療の中核的病院となる拠点病院に指定された。センターはその取り組みの一環。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年01月12日 更新)

タグ: がん健康医療・話題

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