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メタボリック検診開始へ 岡山画像診断センター 所要時間10分

内臓脂肪量などを測定する最新鋭のCT=岡山画像診断センター

 岡山画像診断センター(岡山市大供)は二月一日から、心筋梗塞(こうそく)などにつながる「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の検診を始める。内臓脂肪量などを測定し、専用解析ソフトで“隠れ肥満”度をチェック。運動不足気味の中高年や、外見から内臓脂肪量が分かりにくい女性らの利用を見込んでいる。専門の検診は県内初という。

 メタボリックシンドロームは、偏った生活習慣による内臓脂肪型の肥満が一因となり、高血圧、高血糖、高脂血症のうち、二つ以上を誘発した状態。動脈硬化を引き起こし心筋梗塞や脳出血などの原因となることから、予防、早期発見の必要性が高まっている。

 検診は、最新鋭のCT(コンピューター断層撮影装置)に解析ソフトを組み合わせ、放射線技師が内臓、皮下脂肪量やウエスト周囲などを測定。所要時間は約十分程度で、普段着のままでも受診できる。

 診断結果は腹部CT画像とともに自宅に郵送。測定数値のほか、年齢、身長や体重に応じた内臓脂肪量の危険度、肥満度、総合評価などがコメントされる。同センターは「内臓脂肪は日々の運動とバランスの取れた食事で解消できる。定期的にチェックしてほしい」としている。

 検診料は三千八百円。問い合わせは同センター(086―235―2511)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年01月28日 更新)

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