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健診用ブラ開発 着用したままエックス線 淳風会健康管理センター ドック受診者に無料提供

着用したままエックス線撮影が可能な「健診用ブラ」

 財団法人淳風会健康管理センター(岡山市大供)は、着用したまま胸部エックス線撮影が受けられるブラジャー「健診用ブラ」を、下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパン(東京)などと共同で開発した。撮影の妨げとなるワイヤや金具を取り除いており、人間ドック受診者に無料提供を始めた。

 スポーツタイプ用に似た形状。金属を使わず、アンダーバスト部分のゴムを細く、胸部分の布も薄めにして、着たままの撮影を可能にした。

 国の医療制度改革で二〇〇八年度から四十歳以上に健康診断が義務付けられるため、家庭の主婦など女性の健診者の増加が見込まれるとして同センターが企画。トリンプ社、医療用下着卸の藤花(倉敷市連島町連島)と昨年春から開発を進めていた。

 同十一月から試験的に受診者に着用してもらったところ、「着脱の煩わしさがなくなった」「女性に配慮したアイデアがうれしい」などと好評という。トリンプ社が生産を担当。受診者への無料提供のほか、藤花が全国の検診機関に販売する。価格は非公表。

 同センターは「女性の要望に応えてつくった下着。健診を受けやすい環境を整えていきたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年02月06日 更新)

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