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総社拠点に益城町へ救援物資輸送 AMDAと中四国10自治体連携

熊本地震被災地支援活動について説明する菅波AMDAグループ代表(右から2人目)ら

 災害時応援協定を結んでいる国際医療ボランティアAMDA(本部・岡山市)と総社市、丸亀市は19日、熊本地震の被災地支援活動に乗り出すと発表した。高知、徳島県と両県の6市町とも連携し20日から、総社市を発着基地とした救援物資輸送の「シャトル便」を運行する。

 AMDAと連携10自治体が人員と物資を出して実施する。最大震度7を観測し甚大な被害が出ている熊本県益城町(ましきまち)から要請のあった物資を総社市役所に集め、トラックなどによる「支援シャトル」を同町に送り出す。今後1カ月間で4、5回を予定している。

 20日は水、保存食、衛生用品と現地での活動用の電気自動車2台を発送。同時にAMDAの医師、看護師ら4人と総社市職員を派遣する。

 総社市役所で19日、会見した片岡聡一総社市長と菅波茂AMDAグループ代表は「多くの自治体と民間団体が連携すれば、その力は大きい。息の長い支援をしていく」と話した。

 AMDAと総社、丸亀市は大規模災害が発生した際、互いに物資提供と人員派遣を行う応援協定を結んでいるほか、南海トラフ地震に備え、高知、徳島県の7市町を支援する体制整備を進めている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年04月19日 更新)

タグ: 医療・話題

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