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夜間の小児救急医療電話相談 平日に拡大 07年度から岡山県 

 岡山県は二〇〇七年度から、急な発熱など夜間の子どもたちの病気相談に応じる「小児救急医療電話相談」の開設日を、現在の休・祝日・年末年始から平日にも拡大する。〇七年度一般会計当初予算案に千八百五十三万円を計上。〇六年度当初に比べて約三倍の大幅増で、子育て支援対策を強化する。

 現在の電話相談は、土・日・祝日と年末年始の夜間、一般ダイヤル(086―272―9939)か短縮ダイヤル(#8000)にかければ、担当の小児科医につながり、アドバイスが受けられる。

 県は平日夜間への拡大で、小児科医の確保が難しいことなどから、看護師が対応して、医師がサポートする方式も検討している。相談時間帯は現在実施している午後六時―同十一時を基本に調整する。

 スタート時期は確定していないが、県施設指導課は「他県の例では、九割程度は看護師で対応できており、判断が難しい場合のみ医師に加わってもらうことを検討している。できるだけ早い時期から始めたい」とする。

 同相談は〇四年七月スタート。〇五年度は延べ百二十日間開設し、六百六十八件の相談が寄せられ、二百四十七件は助言・指導で解決したという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年02月25日 更新)

タグ: 健康子供医療・話題

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