文字 

岡山県 グループ・ケアホーム 自立支援へ補助制度

岡山県が、地域の受け皿として期待するグループホーム=岡山市内

 二〇〇七年度から実質スタートする障害福祉計画を円滑に進めるため、岡山県は、障害者の自立した生活を支援する狙いで、地域の受け皿として期待されるグループホームやケアホームへの補助制度などを新設する。

 一人暮らしが難しい障害者が地域で生活するためには、世話人がいて、共同生活できるグループホームや、介助が受けられるケアホームでの暮らしが想定されている。県は両ホームを増やすため、一般の建物を改修して新設する際の施設改修費を新たに補助する。一施設あたり五百万円を上限に市町村と三分の一ずつ負担する。

 福祉施設入所者らが地域移行する際の不安を解消するため、費用を補助して、グループホームやケアホームに一カ月程度、体験入居できる事業も始める。

 社会的入院を余儀なくされている精神障害者の退院促進支援事業も強化。退院に向けた適切なサポートを行う自立支援員を初めて県北にも配置することにした。

 〇七年度の一般会計当初予算案には、障害者の地域生活移行支援推進施策あわせて五千四百五十六万九千円を盛り込んでいる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年03月14日 更新)

タグ: 福祉医療・話題

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ