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災害時医療支援の在り方探る JMATおかやま報告会

被災地での医療支援の在り方について考えた活動報告会

 岡山県医師会が熊本地震の被災地に派遣した災害医療チーム「JMATおかやま」の活動報告会が21日、岡山市北区駅元町の県医師会館で開かれ、会員ら約50人が災害時の医療支援の在り方を考えた。

 JMATおかやまは医師や看護師、薬剤師らでつくる8チーム計34人が4月21日~5月19日に順次、被災地入りし、被害の大きかった熊本県益城町(ましきまち)などで避難者らを診療。この日は各チームの代表者が報告に立った。

 このうち、今井博之医師(倉敷・イマイクリニック)は「車中泊している被災者ら潜在的な患者の掘り起こしが重要と感じた」と指摘。岡田豊医師(倉敷・つばさクリニック)は「救護所でチーム交代時の引き継ぎをすれば、診療できない『空白の時間』を解消できる」と提案した。不眠などストレス障害に処方する薬の不足といった課題についても説明があった。

 JMATは日本医師会の要請を受け、都道府県医師会が編成。災害直後の救急支援を担うDMATの活動を引き継ぐ形で長期的に派遣される。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2016年05月21日 更新)

タグ: 医療・話題

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