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福山市民病院 婦人科外来を再開 市内開業医診察 週2日

福山市民病院で婦人科診療の一部再開を案内する張り紙

 岡山大からの医師派遣が打ち切られ、四月から休診となっている福山市民病院(同市蔵王町)産婦人科が、二十五日から診療の一部を再開する。市内の開業医が週二回、診察に当たり、婦人科関連の外来を担当。お産など入院を伴う診療は引き続き休止する。

 再開後は、水曜と金曜の午前九時~正午、おおもとウィメンズクリニック(同市水呑町)の大本裕之院長(54)が診察する。

 大本院長は一九八二年から約四年間、市民病院産婦人科に勤務。今回、休診を知り、四月初めに協力を申し出た後、病院側と勤務体制などを協議していた。

 ただ、お産や救急医療に関する産婦人科診療は、複数の常勤医が確保できるまで再開できず、「全く見通しは立っていない」(同病院)という。

 二十三日に会見した市民病院の浮田実院長は「産婦人科の一部診療が再開できるのは、ありがたい申し出のおかげ。引き続き、各方面に医師確保を働きかけ、できるだけ早期に全面再開を目指したい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年04月24日 更新)

タグ: 医療・話題

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