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インフルエンザ予防接種 神石高原町が新制度 幼児、児童の費用補助

 神石高原町は本年度、幼児や児童が受けるインフルエンザ予防接種の費用を補助する制度を新設した。六十五歳以上の高齢者らは予防接種法に基づき公費助成があるのに対し、任意接種の子どもは全額自己負担のため、町は独自に子育て世帯の負担軽減を図る。

 公的医療保険が適用されないワクチン接種の費用は医療機関ごとに異なり、一回三千五百円前後。町の補助額(上限)は一人当たり一回接種で千五百円、二回接種で計三千円。流行期を迎える十月から一月までの四カ月間に受けた満一歳から小学校六年生までが対象。

 保護者は町内外の各医療機関の窓口でいったん費用を支払い、町が発行する用紙を提出して日付や金額を記入してもらって領収証明を受けた上で、二月末までに町役場へ申請する仕組み。町は本年度一般会計当初予算に関係経費約百万円を盛り込んでいる。

 広島県内では福山市が二〇〇五年度、二回接種した就学前の幼児を対象に三千円を限度に補助する制度を中四国で初めて導入。同様の取り組みはまだ少ないという。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年05月10日 更新)

タグ: 健康子供医療・話題感染症

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