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岡山・旭川荘が「療育アカデミー」開校 障害児者支援の専門家養成へ 知識、技能を現場に還元

開校式で入校者を激励する江草名誉理事長(右)

 自閉症や学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)など障害児者支援の専門家を養成する旭川荘の「療育アカデミー」が十二日、岡山市祇園地先で開校した。創立五十周年の同荘が、これまで蓄えた療育の知識、技能を障害児者の教育現場などに還元、教員らの資質向上を図る。

 養護学校や小中学校教員、障害者施設職員ら基礎課程に学ぶ岡山県内の五十一人が入校。八月まで障害児者の医療福祉の現状やさまざまな障害の支援法など百二十時限(一時限九十分)の講義、実習を受ける。

 開校式では旭川荘の江草安彦名誉理事長と末光茂理事長が「障害児者教育のフロンティアになれるよう努力してください」などと激励。入校者は式後、講義に臨んだ。

 障害者施設で働く岡山市東川原、西田美雅さん(38)は「自閉症と発達障害について勉強したい。経験に基づいた専門家の知識を学べるのが魅力」と話していた。

 アカデミーは同荘の役員や厚生労働省の障害福祉専門官らが講師を務め、十月からは専門課程(三カ月コース)も開講する。希望する講義だけの聴講も可能。問い合わせは療育アカデミー(086―275―0011)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年05月13日 更新)

タグ: 福祉子供医療・話題

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