文字 

赤磐にデイケアハウス開設 子どもや高齢者ら24時間受け入れ

赤磐市に開設されるデイケアハウス「たいむ・ポケット」

 子どもや高齢者らを二十四時間体制で預かる施設を岡山市東花尻で運営するNPO法人「たいむ・カプセル」(坂本悠理事長)は六月一日、同様の機能を持つデイケアハウス「たいむ・ポケット」を赤磐市周匝に開設する。

 二〇〇〇年に開所した「たいむ・カプセル」は、利用者の年齢や障害の有無を問わない柔軟な運営が特徴。要介護のお年寄りや共働き世帯の乳幼児ら、定員(四十人)を上回る一日約六十人を受け入れているという。

 坂本理事長の知人で、赤磐市に出向経験がある県職員が「高齢化が進む赤磐にも開所できないか」と相談。建物は地元建設会社が月数万円の安価で賃貸し、改装費約二千百万円の一部は国からの補助金でまかなった。

 「たいむ・ポケット」は鉄骨二階延べ約二百七十平方メートル。一、二階にベッドなど備えた個室を計四室設け、一階のフロアはバリアフリー。ふろやトイレには手すりをつけ、車いすでも利用できる。ダイニングとキッチンは対面式で、利用者も簡単な調理が可能。常駐のヘルパーと介護福祉士らスタッフ五人を配置する。定員は三十人。

 坂本理事長は「赤ちゃんから高齢者まで一緒に過ごせる小規模多機能型の特徴を生かし、家族的な雰囲気で利用してほしい」と話している。

 料金は要相談だが乳幼児の場合、通所で月額一万円から。問い合わせはたいむ・ポケット(086―954―2988)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年05月24日 更新)

タグ: 介護高齢者福祉子供医療・話題

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ