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石綿被害で無料検診 岡山労災病院と県健康づくり財団

 アスベスト(石綿)による健康被害に不安を感じている住民を対象にした無料検診を、岡山労災病院(岡山市築港緑町)と県健康づくり財団(同市平田)が始めた。石綿による一般への影響を調べる初の全国調査の一環。全国で約三十カ所の医療機関が専門家の研究班に協力し、本年度末まで続ける。

 検診は胸部エックス線とCT(コンピューター断層撮影)のほか、居住歴や石綿吸入の可能性などの問診を実施。関連疾患や石綿を吸った指標(胸膜プラーク)の有無を調べる。異常があれば本人に通知し、精密検査や治療を勧める。石綿の関連疾患は潜伏期間があり、受診者は二〇〇九年度に再度検診する。

 既に関連疾患で通院・療養していたり、企業や自治体の検診を受けたことがある人を除き、誰でも受診できる。

 岡山労災病院(086―261―7810)は月―金曜の午後二時―四時半。県健康づくり財団(086―246―6256)は火、水、木曜の午後三時半―五時と土曜の午後二時半―四時半。いずれも予約が必要。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年06月17日 更新)

タグ: 健康肺・気管

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