文字 

ラドン泉生かし再整備 岡山大三朝医療センター(鳥取) 岡山で将来構想説明会

 岡山大は二十一日、温泉医学研究を進める付属施設三朝医療センター(鳥取県三朝町)の将来構想説明会を、岡山市鹿田町の同大鹿田キャンパスで開き=写真、地元・三朝温泉の特徴であるラドン泉を生かした健康づくり支援拠点として再整備する方針を関係者に伝えた。

 同大や三朝町から約百人が出席。清水信義副学長が同センターの老朽化に伴う再整備の必要性に触れ、「地域の旅館と連携しながら温泉医療を進め、病気予防につなげたい」と述べるとともに、二〇一〇年度の施設改修に向けて検討作業に入ったことを明らかにした。

 ラドンに詳しい青山喬・滋賀医科大名誉教授は、岡山大が参考とするオーストリアの温泉保養地を紹介。保養客が横たわり気化したラドンを浴びる姿を説明しながら、「ぜんそく患者の症状改善が見られた」と話した。

 同センターは一九三九年、旧岡山医科大三朝温泉療養所として開設。二〇〇二年に現在の名称となり、国立大学法人では唯一の温泉医学研究施設という。病床数は六十。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年07月22日 更新)

タグ: 健康医療・話題

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ