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子ども急病 慌てないで 新見でセミナー 小児科医が講演

子どもの病気への対処法を講演する藤本医師

 急な発熱、慌てないで―。新見市新見のまなび広場にいみで二十九日、「ハッピー 子育てセミナー」(市愛育委員会、新見市の小児医療を考える会、市など主催)があり、新見中央病院小児科の藤本喜史医師が、子どもの急な病気への対処法などを紹介した。

 子育て中の保護者、ボランティアグループなど計約百五十人が参加。藤本医師は「小児の急な病気への対処法~新見中央病院の状況から~」と題して講演した。

 藤本医師は急な発熱に関し、「発熱は体内に侵入した病原体を退治する防御反応。『熱が高い』と慌てて解熱剤を使わず、顔色や泣き声、おう吐がないかなどよく見てほしい」と指摘。保護者が慌てがちな「熱性けいれん」についても、「十分以上続くなどすぐに受診が必要な場合もあるが、だいたいは二、三分で治まり、後遺症はない。パニックに陥り無理に揺さぶったりせず、後で病院で症状を説明できるよう、目、唇、手足の様子などを観察して」など話した。

 引き続き、市消防署の戸村敏夫署長が「新見市の小児救急の現状について」をテーマに講演、参加者との質疑応答なども行われた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年08月01日 更新)

タグ: 健康子供医療・話題

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