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疾患別センター開設 岡山市立市民病院 “チーム医療”推進へ

 岡山市立市民病院(天瀬)は九月一日、肝臓病や脳卒中など患者ニーズの高い五つの疾患別に、診療科の枠を超えて総合的に対応するセンターを開設する。内科や外科など“縦割り”の診療体制による弊害を避け、患者中心の“チーム医療”を推進する狙い。二十四日、同病院が発表した。

 開設するのは、種々の肝臓病を診療する「肝疾患センター」▽脳卒中や脳腫瘍(しゅよう)などの「脳疾患センター」▽白血病やがんなどに関する「血液・腫瘍センター」▽血管疾患を扱う「血管内治療センター」▽「リウマチセンター」―の五つ。

 いずれも同病院の専門医をセンター長に、関連する診療科の医師や看護師、薬剤師、検査技師ら十人前後で構成。センターは病棟に設け、主に入院患者を対象に連携してより効果的で効率的な診療にあたる。また、疾患に関する市民講座の開催や若手医師や医療従事者の教育にも取り組む。

 同病院は「チーム医療を進めることで、医療の質向上と患者にとって最適で分かりやすい診療体制につなげたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年08月25日 更新)

タグ: 医療・話題

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