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玉野市民病院がCT更新 短時間に広範囲撮影 本格稼働へ

市民病院に導入された最新型のマルチスライスCT

 玉野市民病院は老朽化したCT(コンピューター断層撮影装置)を更新。最新のマルチスライスCTで、従来より短時間で広範囲の撮影が可能となり、早期の正確な診断と、患者の負担軽減が見込まれる。今月から本格稼働する。

 同CTは〇・四秒間に最大六十四枚の撮影が可能。首から下の上半身の場合、従来の六分の一程度となる約十四秒で撮影できる。〇・五ミリの厚さでスライスした画像は鮮明で、パソコン処理すると、“輪切り”だけでなく、さまざまな断面や、立体画像として診断することもできる。

 一階にあるレントゲン室を整備して、CT室を新設。旧CT室は今年中に導入予定のMRI(磁気共鳴画像装置)室にする。事業費は両装置と、高度医療機器も含め、計約一億八千万円。

 三島康男病院長は「CT更新は、市民に高度で安全安心な医療を提供する病院の機能向上につながる。地域の医療機関との連携を整えていきたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年09月01日 更新)

タグ: 医療・話題

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