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透析ベッドを増床 尾道市民病院増改築が完了 外来部門も拡張

透析ベッド数を増やして開設した腎センター

 尾道市立市民病院(同市新高山、三百三十床)が、二〇〇五年度から進めていた増築・改修工事が完了。救急棟の新設(〇六年三月)に加え、外来部門の拡張、透析ベッドの拡充などを行った。

 外来部門は配置を見直しゆとりを持たせ、約二十人分だった内科の待合スペースを約六十人分に広げた。胃カメラ、大腸カメラ検査件数の増加に対応するため、消化器・内視鏡センターを設けて最新のスコープや機器をそろえた。さらに、透析件数増加のため、透析ベッドを四床から十四床に増やし透析機器を購入、腎センターを開設した。

 施設改修に伴い、天然ガスを燃料にエンジンを駆動させて発電するコージェネレーション(熱電供給)も導入した。

 救急棟は、鉄筋コンクリート三階延べ二千百二十八平方メートル。市消防局の救急隊が常駐するワークステーションも設置した。

 増築・改修の総事業費は、医療機器の購入なども含め約十二億六千四百九十六万円。

 同病院は「今後も安全安心の医療のため、機器の更新などを行っていきたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年10月16日 更新)

タグ: 医療・話題

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