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医療PRポスターで大槇さんGP 倉敷、印象深い表現を評価

グランプリに選ばれた大槇さんの作品

大槇美穂さん

 市民に地域医療への理解や健康増進の意識を高めてもらおうと、倉敷市などの20医療機関が連携して取り組む「わが街健康プロジェクト。」。そのPRポスターのコンテストで、最優秀のグランプリに岡山県立大デザイン学部2年大槇美穂さん(20)が選ばれた。

 コンテストは「医療機関と上手に付き合う」をテーマに、デザイン系の学科がある川崎医療福祉大と県立大の学生計93人が1点ずつ応募。表現力やデザイン性を基準に事務局が審査した。グランプリ1点と優秀賞5点、サポーター賞1点を選び、9日に市民会館(同市本町)で表彰式を行った。

 大槇さんの作品は、「こんなとき、どこの病院にいけばいいの?」と問い掛ける困り顔の女性をシンプルなタッチで描き、「プロジェクトの意義が簡潔に、印象深く表現されている」と評価された。大槇さんは「日頃から医療について知ることの大切さを伝えたかった」と話す。

 大槇さんと、優秀賞のうち上位2人に選ばれた川崎医療福祉大3年尾崎亜美さん(21)と岡山県立大2年大西沙織さん(20)の作品は、公式ポスターに認定。4月から1年間、プロジェクトに参画する医療機関などで活用される。

 プロジェクトは、倉敷中央病院などが地域医療の在り方を市民とともに考えようと2013年にスタート。医療、健康に関する講演会や意見交換会を定期的に開いている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2017年03月10日 更新)

タグ: 医療・話題

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