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最新鋭のMRI稼働 玉野市民病院 脳など高画質検査

市民病院に導入されたMRI

 玉野市民病院は一日からMRI(磁気共鳴画像装置)の稼働を始める。九月に更新したCT(コンピューター断層撮影装置)とあわせて同病院の検査機能は格段に向上した。

 MRIは磁場と電波を使って体内を見る装置。放射線を使うCTは脳出血や肺、消化管などの撮影に優れているのに対し、MRIは脳梗塞(こうそく)や腹部、前立腺、骨関節、脊髄(せきずい)などの疾患の早期診断に有効とされる。

 導入したMRIは、患者の負担を軽減するよう、検査中、不快に感じる振動音や圧迫感を極力抑えた最新鋭機種。高速、高画質で、頭部の場合、約十五分で検査でき、細い血管も鮮明な画像で見られる。骨の陰になっている部分の撮影も可能。

 旧CT室を改修したMRI室は検査、待合、更衣室を備え、壁をクリーム色にしたり、間接照明を使い、落ち着いた雰囲気になっている。三島康男病院長は「装置の導入で病院の総合力は向上した。地域に開かれた病院として、高度な医療機器を有効に使いたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2007年12月01日 更新)

タグ: 健康医療・話題

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