文字 
  • ホーム
  • 岡山のニュース
  • 妊婦健診の無料券拡大 新年度から津山市 2枚発行を5枚に 子育て支援、健康確保狙う

妊婦健診の無料券拡大 新年度から津山市 2枚発行を5枚に 子育て支援、健康確保狙う

 津山市は、妊娠時に医療機関で受ける健診について、現在2枚発行している無料券を新年度から5枚とする。負担減による子育て支援と、母親と胎児の健康確保が狙い。開会中の3月定例市議会に上程した2008年度一般会計当初予算案に5278万円を盛り込んでいる。


 妊婦健診は、保険の適用がないため個人負担。市は現在、妊娠が分かった妊婦からの申請で発行する母子健康手帳に二枚の無料券をつけている。

 国は昨年一月、妊娠時に受ける十三~十四回の健診のうち最低五回を無料にするのが望ましいと通達を出し、市議会でも無料化拡大を求める意見が出ていた。これを受け、福祉分野などに予算を重点配分する「しあわせ枠」などで予算を付けた。四月以降無料化される五回の健診費用は三万九千八百五十円分となる。

 予算増は、三月末までに母子健康手帳を発行済みの市民にさかのぼって発行する遡及(そきゅう)分が千十三万円、新年度の出生届け出見込み(千七十人)分二千八十万円などで計約三千百五十四万円となる。

 現在、県内十五市で無料券が二枚だけなのは津山、赤磐、岡山市だけ。県内最多は美咲町の十回。市健康増進課は「要望の強かった無料化拡大で、子育て支援や少子化対策強化につなげたい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年03月06日 更新)

タグ: 健康女性医療・話題

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ