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旭川荘、岡山にリハビリ広場開所  医療福祉の拠点 「結びの杜」事業完了

開所したリハビリガーデン広場で植樹する地元住民ら

 高齢者・障害者らの医療福祉の拠点を目指し、社会福祉法人旭川荘(岡山市祇園地先)が整備していた岡山市西大寺浜の「結びの杜(もり)」に二十日、多目的広場「リハビリガーデン広場」がオープン。二〇〇一年から始まった結びの杜事業が完了した。

 結びの杜は、同荘が市協働のまちづくり条例に基づき、新産業ゾーンの一角に整備。市有地約三ヘクタールの無償貸与を受け、福祉教育、高齢者・障害者保健福祉、児童福祉、就労支援の四分野で、専門学校、研修センター、有料老人ホームなどを順次開設した。

 この日開所した広場は敷地北東にあり、約三千五百平方メートル。介護予防と地域交流の場づくりが目的で、緩い傾斜のついた散歩道や花壇、グラウンドゴルフができる芝生、小山などを設けた。事業費は約千五百万円。

 開所式の後、施設関係者や地元園児ら約二百五十人が参加し、広場で記念植樹。地域住民とのふれあい施設としての発展を願い、ソメイヨシノ、マンサクなど三十九種四百三十本を植えた。

 同荘の末光茂理事長は「七年かけ完成を迎え、感慨はひとしお。施設を中心に住民と利用者が助け、励まし合いながら暮らす町づくりの手助けをしていきたい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年05月21日 更新)

タグ: 健康介護福祉医療・話題

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