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結核の早期発見、撲滅へ啓発活動 岡山で県や健康づくり財団など

結核予防週間を前に啓発活動に取り組む参加者

 結核予防週間(24~30日)を前に、岡山県や県健康づくり財団などは22日、結核の早期発見や治療に向けた啓発活動を、岡山市北区下石井のJR岡山駅南地下道で行った。

 県や同財団の職員ら約20人が参加。結核を発病する人が国内で年間約1万8千人に上ることや、結核撲滅を目的とした「複十字シール募金」などを紹介したちらし入りポケットティッシュ約3千個を通行中の買い物客らに配った。

 県によると、2016年に新たに登録された県内の結核患者は208人(前年比27人減)。罹患(りかん)率は減少傾向が続いているが、免疫力の低下した高齢者が半数以上を占めているという。

 同財団の中原靖博事務局長(61)は「気づかないうちに子どもに感染してしまうケースもある。せき、のどの痛みが続くようなら医療機関で検査を受けてほしい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2018年09月22日 更新)

タグ: 医療・話題

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