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プライマリ・ケア学会岡山支部会 常設の会に衣替え 活動強化、患者支援へ多職種連携

 岡山県内の医療や介護職が幅広く参加する「日本プライマリ・ケア学会岡山支部会」が24日、新たな形で再スタートする。年1回の定例会だけの活動から常設の会に衣替え。病院から在宅ケアへ患者を誘導する国の動きが進む中、円滑に医療・介護サービスにつなげる「地域連携パス」など地域で支える仕組みをつくっていく。

 同学会は初期診療を担う開業医を中心とした全国組織。県内では1984年から毎年定例会で医療・介護職が各取り組みを発表するなど交流してきたが、今回、県医師会(岡山市中区古京町)に事務局を置き、常時活動していくことにした。

 会員は医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護師、ケアマネジャー、社会福祉協議会、介護施設関係者ら計195人。当面の目標として、病気や生活状況などの患者情報を共通の書式で整理した地域連携パスを作成、ケアに携わるさまざまな職種が活用できるようにする。

 このほか研修会や会報の発行、一般市民向けの医療・保健・福祉の総合相談会なども計画している。

 24日に岡山衛生会館(同所)で新組織の設立総会を開き、役員を選出。在宅ケアの連携事例などについて研究発表する学術大会も併せて開く。

 同支部会設立世話人の福岡英明医師は「地域で多職種連携を実践している人たちが知恵を出し合い、より良いケアの形を示していきたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2009年05月24日 更新)

タグ: 健康介護福祉医療・話題

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