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第37回 落合病院 産婦人科 産後まで負担少ない環境 最新鋭の超音波機器導入

四次元超音波機器を使って診察する近藤副院長

 真庭市唯一の産婦人科として、年間二百五十件前後の出産を手掛ける。常勤医師二人、助産師七人が勤務。陣痛から 分娩 ( ぶんべん ) 、回復まで一台のベッドで対応できるLDR(分娩)室を二室備え、産後までの負担が少ない環境を提供している。

 「お産を見守る」をモットーに、助産師がほぼ専任で出産の介助を行っているほか、妊婦健診や母親学級、マタニティーヨガなどを実施。満三十週ごろに「バースプラン」を作り、スタッフと妊婦が出産に対する考え方を共有する。

 十一月中旬から、満二十四―二十七週の妊婦に健診や保健指導を行う「助産師外来」を週一回のペースでスタート。桐山知恵看護主任は「妊婦さんの不安を少しでも軽減したい」と意欲を見せる。

 設備面では、四月に最新鋭の四次元超音波機器を導入。胎児の動画をリアルタイムで確認でき、心臓など発育状況の分析にも効果を発揮。屋上ヘリポートも備えるなど緊急時の対応にも万全を期している。

 近藤恒正副院長は「津山中央病院など地域の基幹病院と協力し、今後とも地域の女性が安心して出産に臨める体制を維持していきたい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2008年12月09日 更新)

タグ: お産

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